デジタルと広報を線で繋ぐ。カナダの学びを社会に

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大手企業で10年間、広報(PR)の最前線を走り続けてきたRyoheiさん。メディアと向き合い「会社の本質」を正しく社会に届ける仕事に、誇りを持って取り組んできました。 しかし、EXPO 2025 大阪・関西万博での経験が人生を大きく動かします。

海外メディアを前に、英語が喋れず「今のままではいけない」と決意を抱き、キャリアの節目で会社の休職制度を利用し、カナダ・バンクーバーへと渡る決断をしました。 

現在は現地でデジタルマーケティングを学びながら、NPO法人Toiro Voice Societyの運営メンバーとして、自身の専門性を活かした社会貢献の形を模索しています。

今回は、Ryoheiさんにお話を伺いました。

広報として駆け抜けた10年と、カナダで見つけた「伝える力」の可能性

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――Toiroに携わる前は、どのようなお仕事をされていたのでしょうか。

前職では10年間、一貫して広報の仕事に携わってきました。10年一筋と言うと意外に思われるかもしれませんが、実は最初から広報を志望していたわけではありませんでした。

配属されるまで広報については全く未知の世界でしたが、不思議な縁から気づけば10年間、この道一筋に走り続けてきました。

広報の仕事は、一言で言えば「会社の本質を正しく伝えること」です。 自社の取り組みが持つ社会的意義をメディアの方々に理解してもらい、客観的な記事として発信していただく役割を担ってきました。

広告とは異なり、自分たちに編集権限がないからこそ、会社を代表して伝えることへの責任とプレッシャーは常にありました。しかし、コミュニケーションを重ねる中で私たちの想いが正しく社会に届いたと感じる瞬間の喜びは、何物にも代えがたいものです。

――そこからなぜ、休職してカナダへ行こうと思われたのですか?

転機になったのは、昨年の日本で開催された万博でした。仕事で海外メディアの方とやり取りする機会が多かったのですが、英語ができる同僚の後ろでただ頷いているだけの自分に対して、「今のままではダメだ」という感情が湧き上がってきました。その悔しさが「英語を本気で勉強したい」という原動力になり、留学を決めました。

今は会社の休職制度を利用して、バンクーバーでデジタルマーケティングを学んでいます。学校ではGoogle AdsやSEOなど、これからの時代に必要な「伝えるための技術」を必死に身につけている最中です。

スキルを社会に還元する。Toiroで見つけたボランティアの新しい価値

――現在はToiroでどのような役割を担っていますか。

役割としては、主にマーケティングの戦略部分をサポートしています。これまでの広報経験で培った「マスメディアへの視点」と、今学んでいる「デジタルツール」を線で繋ぎ、Toiroの活動をより広く届けるための仕組みを考えています。

今は分析を終え、具体的な施策にどう落とし込んでいくか試行錯誤している段階です。学校での学びをすぐに実践の場で試せることは、私にとっても大きな経験になっています。

――バンクーバーでの生活とToiroの活動を両立されているのですね。

今は学校に通いながら、現地のお店でもアルバイトをしています。日本での10年間とは全く異なる環境で、異文化の中でのコミュニケーションに戸惑うこともありますが、こうした一つひとつの新しい経験が、回り回ってToiroの活動や自分自身の成長に繋がっていくのではないかと感じています。

カナダに来てから、ボランティアに対する考え方が少し変わりました。 日本にいた頃は、会社の活動として参加することが多かったのですが、今はより「自分という個人が持つ力を、どう社会に還元できるか」を自然に考えるようになった気がします。 自分の経験やスキルを活かして、誰かの困りごとを解決したり、喜んでもらえたりする瞬間に、ボランティアの本質を感じます。

小さな一歩が人生を豊かにする。出会いと成長が広がるボランティアの形

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――今後の目標や、挑戦したいことについて教えてください。

ボランティアに参加することの良さは、大きく分けて二つあると思っています。 一つは、「人との繋がり」です。普通に生活していたら出会えなかったような人たちと出会えるチャンスになると思います。誰かに感謝されたり、新しい人と繋がれたりすることは、何物にも代えがたい機会になります。

もう一つは、「自分を再発見できること」です。日本人は謙虚なので、「自分なんて大したスキルはない」と思いがちだと思います。しかしちょっとした手伝いや、自分の持っている小さな力で、誰かの困っていることを解決できることは必ずあります。

――皆様へメッセージをお願いいたします。

「ボランティアってハードルが高いな」と感じている人もいるかもしれません。でも、まずは身近な人や、自分が共感できる誰かのために、自分のスキルを少しだけ発揮してみてください。その小さな経験が、後に素晴らしい人生の糧になるはずです。Toiroのような温かい場所が、その第一歩になれば嬉しいです。

この記事を読んで「Toiroの活動に関わってみたい」と感じてくださった方は、ぜひ下記フォームからボランティアにご応募ください!皆様とお会いできることを楽しみにしています!

https://forms.gle/3n1XBmQyEZuzwoyy6

NPO法人 Toiro Voice Societyとは

「Toiro Voice Society」は、カナダ・ブリティッシュ・コロンビア州に認証されている非営利団体(NPO)です。

情報発信を通じて、主にカナダ・日本の非営利団体(NPO)や、社会課題の解決に取り組む企業・コミュニティの活動を支援しています。活動の背景にある想いやストーリーを届けることで、人と社会をつなぎ、新たな共感や行動が生まれるきっかけづくりを目指しています。