バンクーバーでショップのアシスタントマネージャーとして働きながら、NPO法人ToiroのSNSクリエイターとして公式アカウントを運営するSaeさん。「スキルはゼロだった」と語るSaeさんが、世界へ向けて発信するメッセージに込めた想いと、活動を通じて得た自身の変化について詳しくお話を伺いました。
工場勤務からカナダへ:「このままでいいのかな」という問いへの答え
――Toiroに携わる前は、どのようなお仕事をされていたのでしょうか。
カナダに来る前、私は日本で約2年間、工場で車の部品や半導体の検査をしていました。夜勤や早番がある交代制の勤務は体力的にとても厳しく、お給料も決して高いとは言えませんでした。「このままでいいのだろうか」と、将来への不安を常に抱えていたのを覚えています。
――その後、どのような経緯でカナダへ行かれることになったのですか?
大学時代にフランスへ交換留学した経験があり、海外生活への抵抗はありませんでした。英語を学ぶことも好きだったので、「今がタイミングだ」と思い切って仕事を辞め、カナダで英語を学びながら働くことを決心しました。そして2024年にバンクーバーへ渡りました。
最初は不安もありましたが、現地の人々は親切で、日本食も手に入りやすく、生活にはすぐに馴染めました。
現地では小売店で働き、マネージャーへ昇格。現在はフルタイムで店舗運営や売上管理などにも携わり、日本で働いていた頃とはまったく違う環境で楽しんでいます。
Toiroでの挑戦:未経験から「平和」を表現するSNSクリエイターへ

――Toiroとの出会いと、参画を決めた理由を教えてください。
Toiroとの出会いは、現地のミートアップでメンバーのMikiさんと知り合ったご縁がきっかけで、「Toiroでも一緒に活動しませんか?」とお声がけいただきました。
SNSのマーケティングやデザインにはもともと興味があったものの、日本での経験はまったくありませんでした。しかし、「今の時代に欠かせないスキルを身につけ、自分を成長させたい」という思いから、Toiroでの活動に挑戦することを決めました。
――現在はどのような役割を担っているのでしょうか。
毎週、Toiroの公式Instagramで世界情勢や平和などをテーマにした発信を担当しています。英語を交えて世界へメッセージを届けており、最近では「平和に関する5つの洋楽」を紹介しました。悲しいニュースが絶えない今だからこそ、音楽を通じて少しでも平和について考えるきっかけを届けたい。そんな想いを込めて、一枚一枚の投稿を作っています。
Toiro公式インスタグラム:https://www.instagram.com/toiro_nonprofit
――活動のやりがいは、どのようなところにありますか?
活動を始めたばかりの頃は、デザインツールのCanvaもキャプション作りもわからない状態でした。しかし、Mariaさんが具体的なアドバイスをくださったり、投稿するたびに温かいフィードバックをくださり、その言葉が大きな励みになっています。
また、Toiroの仲間の存在は私にとって大きな原動力です。 離れていても、メンバー1人ひとりがそれぞれの想いを込めて、欠かさず発信を続けています。そのひたむきな熱量に触れるたびに、自然と「私ももっと良いものを届けられるよう頑張ろう」と背筋が伸びます。
未来への展望:知ることが、社会を変える第一歩になる

――今後の目標や、挑戦したいことについて教えてください。
私が今、大切にしているのは「毎週の投稿を継続すること」です。数字だけを追うのではなく、発信を続ける過程で得られる気づきや学びを、着実に自分の力へと積み重ねていきたいと考えています。
相手に届けるための工夫や、情報をどう選び取るかといった試行錯誤の一つひとつが、今の私の成長につながっています。これからも、目の前の一枚一枚の投稿に丁寧に向き合い、発信の質を高めていくことに集中していきたいと思っています。
――最後に、読者の皆様へメッセージをお願いいたします。
私たちの投稿が、世界の現実を知る小さなきっかけになれば嬉しいです。大きな行動をいきなり起こすのは難しいかもしれません。でも、世界で何が起きているのかを知ること。それだけでも、社会を変える一歩になると信じています。
ToiroのInstagramを見てコメントをいただけることが、私たちにとって大きな励みになります。私たちの発信を通じて、何か一つでも心に残るものがあれば、それ以上に嬉しいことはありません。ぜひ、私たちの活動を覗いてみてください。
最後に:誠実に積み重ねる一歩が、誰かの未来を照らす光に
切磋琢磨し合える仲間との温かなつながり、そして「今の時代に必要な力を身につけたい」というまっすぐな向上心。その積み重ねが、毎週のSNSの発信に込められています。
「たとえ大きな行動はできなくても、まずは知ることが社会を変える一歩になる」。
その言葉は、未来が見えにくい時代を生きる私たちに、そっと寄り添う光のように響きます。今この瞬間に向ける“学びたい気持ち”や“誰かを思い続ける心”こそが、Saeさんの歩みを形づくっています。その姿は、Toiroに集う仲間たちにも勇気を届けています。
この記事を読んで「Toiroの活動に関わってみたい」と感じてくださった方は、ぜひ下記フォームからボランティアにご応募ください!皆様とお会いできることを楽しみにしています!
https://forms.gle/3n1XBmQyEZuzwoyy6


